新年あけましておめでとうございます。

対話。今、あらためて必要なのは、そして、今だからこそ、意味が見直されるのは、社会を築いてきたこの行為ではないでしょうか。

2020は、新型コロナウイルス感染症という、未知のものに怯え、身を潜め、過ごしました。2021年も同様に、あるいはそれ以上に新型コロナウイルス感染症の影響は大きかったのですが、わたしたちの対応は異なりました。何が正しいのか、何が必要なのか、より深く考え、対話し、行動したのです。

行動には、大きな賛同もあれば、対立も生じました。

でも、その選択は、2019年までは、見聞きしたこともない内容でしたか?未来社会のような大きな変化でしたか?もともと、社会の中に内包されていた気になっていた選択肢でした。

わたしたちは、考え、対話し、判断し、行動する。というプロセスが少なくなっていたのかもしれません。日本人は、個々が意見を述べず、暗黙知の中で集団の行動を定めがちだと言われます。

本当にそれでいいんですか?それが、あなたの幸せですが、安寧な社会ですか?個々が自立し、日常的な対話が繰り返される中であれば、「そう、その通り」と、関係者が心の中で頷き、暗黙知は有効に機能するのでしょう。しかし、「それ、変だな、まあ、いいか」と受け流すのではなく、知らないこと、違和感には、正直でなければいけません。

コロナを通じ、オリンピックを通じ、私たちは、少なからず対話の意味、自身に関わること、社会を動かすことには、違和感を内に秘めておくのではなく、対話を通じて最適解を求める必要性、有効性に気づいたのではないでしょうか。

わたしたちは、すぐれた集団行動が生じる社会、この地域に生まれた良かった、このコミュニティにいると居心地がよいと本当に思える社会づくりに向けて、対話を大切にして、業務に取り組みます。

2022年もどうぞよろしくお願いします。